国産レモンを丸ごと1個使ってレモンパイを作りました。
フワフワなメレンゲも乗せてちょっとお洒落なパイにします。
爽やかな酸味のレモンカスタード、サクサクパイ、ふわふわメレンゲ、三層の織りなすハーモニーがお口いっぱいに広がります。
ぜひお試し下さいね。
画像を交えながら順番に作って行きますので最後までご覧くださいね。
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材料紹介
パイ生地
- 薄力粉 150g
- バター 100g
- 水(冷水) 50g
レモンカスタードクリーム
- 卵黄 2個
- 牛乳 200ml
- グラニュー糖 100g
- コーンスターチ 30g
- レモン 1個
メレンゲ
- 卵白 2個
- グラニュー糖 70g
国産レモン使用、皮まで使うのでワックスや防腐剤が不使用なので安心です。
手順の流れ
手順としては、
1.パイ生地作り
2.レモンカスタードクリーム作り
3.パイ生地の空焼き
4.メレンゲ作り
5.パイに詰めて焼成
となります。
パイ生地作り(練り込みパイ)
1.ボールに薄力粉(150g)を振るって入れ、そこへバター(100g)の角切りを入れます。
2.冷蔵庫から出したてのバターを角切りにして入れました。
バターは溶けないよう冷えているバターを入れます。
3.スケッパーなどでトントン切りながら薄力粉に混ぜていきます。
4.ある程度細かくなったら、手でバターをつぶしながら粉とすり混ぜていきます。
手でバターをつぶしています。
5.バターと薄力粉が混ざり、全体が黄色味を帯びてきます。
バターの小さい塊はまだ残ってますが、これ位でOKです。
6.冷水(50g)を入れて、スケッパーでこねないようにまとめていきます。
冷水(冷たいお水)を使用する理由としては、バターが溶けるのを防ぐためと、グルテンの発生を抑えて生地をサクサクに仕上げるためです。私は氷水を作り、そこから50g使用しています。
7.粉に水分を染み渡らせるイメージでまとめていきます。
8.徐々にまとまってきます、これ位になったら手でまとめます。
9.最後手で一つにまとめます。
10.ラップに包んで冷蔵庫で30分位休ませます。
冷蔵庫で休ませることにより、生地が冷えて扱いやすくなります。
レモンカスタード作り
11.卵黄と卵白(卵2個)を別々のボールに分けます。
12.卵黄をほぐし、牛乳(200ml)を少量(1/4くらい)加えてホイッパーで混ぜ合わせます。
牛乳を少量入れることで、砂糖や粉と混ざりやすくなります。
13.そこへ砂糖(100g)を入れ、良く混ぜ合わせます。
14.次にコーンスターチ(30g)を入れ良く混ぜます。
15.次に残りの牛乳を全て入れ良く混ぜます。
16.牛乳が混ざりました。
17.一度ザルで濾します。
18.濾した液を鍋に移して加熱していきます。
19.強めの中火にかけ加熱します。
ホイッパーで鍋底を混ぜながら煮たてていきます。
20.中火で2~3分もすると急に生地がドロッとしてくるので火を弱めて焦げないように素早くかき混ぜます。
21.クリームがぐつぐつと煮えてます、10秒~20秒くらい混ぜ続けてしっかり火を通します。
22.鍋を火から下ろします。
レモン汁とレモンの皮(1個分)をすり下ろして混ぜます。
23.レモン汁を絞ったら皮をすりおろします。
(皮をすりおろしてから汁を絞っても、どちらでもOKです。)
24.絞ったレモン汁は茶こし等でこします。
25.カスタードクリームに、レモン汁と皮のすりおろしを加えて良く混ぜ合わせます。
26.皮も混ぜます。
27.混ぜ合わせたらレモンカスタードクリームの完成です。
レモンカスタードは乾燥を防ぐため、完成したら直ぐにラップをクリームに密着させて掛けておきます。
パイ生地の空焼き
28.冷蔵庫で休ませた生地を、強力粉(分量外)で打ち粉を振った台の上でめん棒で伸ばして三つ折りにします。
29.三つ折りの生地を90度回転させて、生地を伸ばし同じく三つ折りにします。
30.もう一度生地を90度回転させて同じく三つ折りにします。
この三つ折り作業を合計で3回繰り返します、これでパイの層ができサクサクになります。
途中生地がベタベタしてくるので、めん棒や生地に打ち粉をしながら作業します。
31.生地に打ち粉をして、パイ皿より一回り大きくめん棒で伸ばします。
32.伸ばした生地をめん棒に巻き付けパイ皿に広げます。
33.めん棒をくるくると戻しながらパイ皿に乗せます。
34.パイ皿に広げました、淵に沿ってぴったりと手で押さえます。
35.パイ皿からはみ出した余分な生地を包丁で切り落とします。
切り落とした生地は綺麗にたたみ合わせてからめん棒で広げ、てカットして焼くと一口サイズのパイが焼けます。
36.フォークで生地全体にピケします。
ピケとは、生地全体に均一に穴を開ける事で、火の通りを良くして生地が膨れ上がるのを防ぎます。専用のピケローラーもあります。
37.淵の部分にフォークをあてて模様をつけました。
38.生地にアルミホイルを被せタルトストーンを乗せます。
200℃に予熱したオーブンで10分空焼きします。
タルトストーンは、パイ生地が持ち上がらないように重しをします。
39.空焼き後、アルミホイルを外して更に180℃で20分焼きます。
40.アルミホイルを外して180℃で更に10分焼き上げれば、ボトムのパイの完成です。
メレンゲ作り
41.分けておいた卵白(2個分)をハンドミキサーで泡立て、メレンゲを作ります。
42.卵白が白くフワフワの状態になったら、グラニュー糖(70g)を3回に分けて加え、その都度しっかりと泡立てていきます。
43.砂糖が全て入ると、艶が出てハンドミキサーがやや重く感じるようになります。
44.ミキサーを持ち上げて卵白の角がピンと立つようになったらメレンゲの完成です。
45.星形の口金を絞り出し袋にセットし、メレンゲが飛び出さないように袋をねじり、口金の中に押し込んでおきます。
46.マグカップなどに袋をセットして、メレンゲを詰めます。
47.メレンゲが入りました、上までパンパンです。
クリームを詰めて焼く
48.先に作っておいたレモンクリームをパイに詰めます。
49.パイの周りからメレンゲを絞って行きます。
50.メレンゲは中心がこんもりなるように絞り、余らないようにします。
51.200℃に予熱したオーブンで5分~8分焼き、メレンゲに焦げ目を付けます。
メレンゲは直ぐに焦げ目が付くのでオーブンから離れず様子を見ながら焼きます。
52.メレンゲがほんのり焦げて完成です。
ティータイム
庭の紫陽花を飾ってみました。
爽やかなレモンの酸味が紅茶に良く合います。
紅茶はトワイニングの「プリンスオブウェールズ」を淹れました。
プリンスと名前が付くだけあって奥深い高貴なお味です、ストレートで頂きます。
最後に
レモンメレンゲパイ、如何でしょうか~
レモンの酸味を効かせた爽やかなパイです。
国産レモンを丸ごと1個使っていますので、とっても香り高く上品なパイとなります。
午後のティータイムにお作りになってみてはいかがでしょうか。
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