ミルクチョコレートとバンホーテンココアをたっぷり入れた本格ガトーショコラです。
仕上げに、いちごパウダーを入れたほんのりピンク色の生クリームを添えます。
濃厚チョコレートといちご風味がお口の中でマリアージュ、納得の美味しさです。
ほんわか温かい内に生クリームを付けて食べるのも格別、焼きたてならではのお味です。
また、一晩寝かせたケーキはしっとり濃厚でとてもリッチなお味になります。
毎年バレンタインに焼いています、ぜひ一度お試しください。
とっても美味しく焼けます。画像を交えて順番に作って行きますので最後までご覧くださいね。
材料説明(18㎝丸型)
材料は、「卵4個で作る時の分量」と「卵3個で作る時の分量」をそれぞれ載せていますので、作りやすい方で選んで頂けます。
画像は卵4個のレシピで説明しています。
卵4個分の材料
- 卵 4個
- 砂糖 160g(卵黄に80g、卵白に80g)
- チョコレート 100g
- バター 80g
- 生クリーム 40ml
- 純ココア 60g
- 薄力粉 30g
卵3個分の材料(少し高さが低くなります)
- 卵 3個
- 砂糖 120g(卵黄に60g、卵白に60g)
- チョコレート 80g
- バター 60g
- 生クリーム 30ml
- 純ココア 45g
- 薄力粉 20g
仕上げ用
- 粉糖 少々
- 生クリーム 適量
- 砂糖 適量
- いちごパウダー 少々(無くてもOK)
チョコレートとココア
製菓用チョコレートは1かけで10gとなっている商品もあり、そちらは計量不要で便利です。(板チョコでも良いです)
ココアは砂糖などを加えた調整ココアではなく、添加物を含まない純ココア(ピュアココア)を使います。
いちごパウダー
いちご果肉100%のいちごパウダーです、水で溶いてから使います。
セリアなどでも販売されています。
型の準備
18㎝丸型にケーキ用の敷紙を底面と側面に合わせて切ります。
側面は型の高さよりやや高めに切ります。
型の内側にバター(分量外)を塗り、敷紙を貼り付けます。
型にバターを塗り紙を貼り付けることにより、紙が動かず安定して生地を流し入れる事ができます。
バターでチョコレートを溶かす
1.小鍋に荒めに切ったバター(80g)を入れ、中火にかけます。
2.バターが半分ほど溶けたら、チョコレート(100g)を入れ混ぜながら溶かします。
バターがほぼ溶けたら火を止め、余熱で完全に溶かします。
バターは完全に溶け、チョコレートはもう少しで溶ける所です。
チョコレートも全て綺麗に溶けました。
卵の別立て(卵白メレンゲ作り)
3.ボールを2つ用意し、卵(4個)を卵黄と卵白に分けて入れます。
まず、卵白を先にハンドミキサーで泡立てます。
ボールに水滴や油分が付いていると泡立ちが悪くなりますので、乾燥した綺麗なボールで泡立てます。
4.白っぽく泡立ったら、砂糖(80g)を2回に分けて加え、その都度良く泡立てます。
砂糖を加えるとミキサーを回す感触が重く感じてきます。また、艶も出てきます。
5.卵白をホイッパーですくってみて、次の写真の様に中にこもっている状態になればメレンゲの完成です。
卵黄の泡立て(湯煎)
6.次に卵黄に砂糖(80g)を加え、泡立てます。
(ハンドミキサーはメレンゲを軽く落とし、洗わずそのまま使います)
7.卵黄と砂糖がざっと混ざったら湯煎しながら泡立てます。
8.ボールより大き目のフライパンなどにお湯を張り、湯煎しながら泡立てます。
湯煎とは、ボールより一回り大きめの容器にお湯を張りボールを付け、間接的に温める事を言います。卵液が温まると泡立ち易くなります。
9.黄色からだんだんクリーム色に変化していきます。
卵が温まったら湯煎から外し、更に泡立て続けます。
10.徐々に白っぽくなりハンドミキサーを回す感触が重く感じてきます。
11.ミキサーを持ち上げて生地がトロトロとゆっくり下に落ちるようになったら泡立て完了です。
チョコレート、粉類を混ぜる
12.泡立った卵黄の中に溶かしておいたチョコレートを入れて混ぜます。
※生地が飛び散りますので、ハンドミキサーは低速で回します。
(ここからはホイッパーを使い、手で混ぜてもOKです)
13.卵黄とチョコレートが混ざりました。
14.次に生クリーム(40ml)を混ぜます。
※生クリームは常温に戻しておきます。
生クリームを混ぜています。
15.生クリームが混ざったら、最初に作ったメレンゲを1/4ほど混ぜ合わせます。
残りのメレンゲは最後に混ぜます。
だいぶ白っぽくなります。
メレンゲの泡が消えないようにざっとで良いです。
チョコレート生地が濃厚なので、メレンゲを少し混ぜておくとココアの粉が混ぜやすくなります。
16.純ココア(60g)と薄力粉(30g)を振るいながら加えます。
17.ゴムベラで丁寧に混ぜ合わせます。
ココアの粉が飛び散りやすいので気を付けます。
かなりドロドロとした状態です。
18.ココアの粉が混ざったら残りのメレンゲを二回に分けて混ぜます。
泡をつぶさないように、下からすくっては切るように混ぜていきます。
メレンゲが混ざり生地の完成です。
焼成(160℃で40分~50分)
19.生地を型に入れ、10㎝位の高さから型ごと台布巾を敷いた上に2回位落とします。(大きな気泡が抜けます)160℃に予熱したオーブンで40分~50分焼きます。
※卵3個の時は、焼き時間が少し短くなります。オーブンにより焼き加減が違いますので、温度や時間は調整して下さい。
160℃で40分~50分焼きます。
焼けました。硬く絞った煮れ布巾をかぶせて冷まします。
ケーキは冷めてから型から取り出します。
仕上げ
20.いちごパウダーを水(小さじ2~3)で溶かします。
21.ボールに生クリームを入れ氷水で冷やしながら泡立てます。
22.砂糖と溶かしたいちごパウダーを入れハンドミキサーで泡立てます。
いちごパウダーが生クリームと混ざり、薄いピンク色になります。
生クリームが泡立ちました、いちご風味の美味しいクリームです。
とろり~とケーキの上に掛ける時は緩めに泡立てます。
23.絞り出し袋に口金を入れひねって中に押し込んでおきます。
マグカップなどにセットしてクリームを入れます。
お好きな口金でケーキの上に絞り出します。
又は緩めに泡立てて上から掛けてもOKです。
24.お皿に盛り付け、粉糖をふりかけます。(富澤商店の溶けない粉糖使用)
これで完成です、生クリームはケーキを食べる際に絞ります。
盛り付け
カットしてから生クリームを絞りました。
生クリームをスプーンですくいクネル型に添えてみました。
いちごやミントを乗せてみました。
卵3個で作った時
4個の時と同じくひび割れました、高さがやや低くなります。
仕上げに、レースペーパーを乗せて上から粉糖を掛けてみます。
そっとレースペーパーを外します。
可愛らしいレースの模様が付きました。
中央がひび割れているので、いちごを乗せたら可愛らしくなりました。
緩めに泡立てた生クリームを掛けて頂きます。
紅茶紹介
紅茶はヨークシャーゴールドです。
癖が無くストレートでも美味しいのですが、ミルク(牛乳)を入れるとコクが出て俄然美味しくなります。
セイロン紅茶のようなほんのり花の香りと爽やかな渋みで、お菓子にも食後にも合う紅茶です。
デインブラに似たお味かと思います。
水色は比較的濃く出ます、ミルクを入れるととても綺麗なミルクブラウンになります。
ヨークシャーティーはイギリスの一般家庭で長年愛されている紅茶です、テスコなどのスーパーで安価なお値段で売られています。
私はかつてイギリス旅行の際には、トランクに入るだけ沢山買ってきたものです。確か茶葉1袋250g入り、当時日本円で500円~600円位だったような気がします。
ところが日本で買うとなると、日本橋三越の英国展では3倍以上のお値段で売られています。
コストが掛かるので仕方がないと思い、購入します。
茶葉は細かくカットされやや赤みを帯びた感じです。
赤い袋入りのヨークシャーレッドというのもあり、そちらはゴールドに比べると若干お安いです。また、紐の付いてないティーバッグもあります。
この紅茶の名前「ヨークシャー」とはイギリスの地名です。
「ヨークシャー」は、イギリスの作家ブロンテ姉妹の出身地でもあり、ヒースの咲く丘がある「嵐が丘」の舞台となった所でも有名です。
そして私の大好きなイギリスの人気ドラマ「ダウントンアビー」の舞台です、そんな訳で大好きな紅茶です。
最後に
本格ガトーショコラ、いかがでしょうか。
濃厚で深い味わい、生クリームを添えるととても美味しく頂けます。
カットしてタッパーで冷凍保存もできます、お好きな時に自然解凍で頂けます。
バレンタインにお勧めのケーキです。
材料も比較的手に入りやすいと思います、この機会に是非ガトーショコラをお試しください。
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