2021年11月末、久しぶりに千葉県にある田舎町を訪れました。
千葉市から1時間ほどの場所にある田舎町です。
前回訪れた9月の時よりは、さすがに花は少なく寂しい感じですが、色付いた柑橘類が冬の訪れを感じさせてくれました。
少しですが、冬の自然風景を簡単にスマホで撮影しましたのでご紹介します。
簡単な説明も添えてご紹介しています。是非、最後までお読みくださいね。
初冬の花
ゼラニュームとヒメツルソバ
ゼラニュームは植えっぱなしですが毎年良く咲きます。
冬でも小さい花が寒さに耐え咲いてくれてます。
周りに咲いてる小さな花がヒメツルソバ、繁殖力がもの凄くあちこちどんどん増えます。
我が家でも咲いてます。
山茶花(さざんか)
さざんか、さざんか、咲いた道~と歌にある花です。
まだ蕾が沢山有るのでこれから暫く楽しめそうです。
葉がつやつやです、葉のフチはギザギザで鋸葉(のこぎりば)が特徴です。
山茶花によく似た花で「椿」があります、プロの植木屋さんでも間違える事があると言うほどそっくりです。
一番分かりやすい見分け方が花の散り方です。
山茶花は花びらがバラのようにパラパラと舞い散ります。一方、椿は花首(花ごと)から落ちます、公園などで花のまま沢山落ちているのを良く見かけます。
この事から「椿は首から落ちるので縁起が悪い」と昔から言われ、椿は屋敷内には植えないそうです。
オキザリス(カタバミ科)
クローバーのような葉っぱで花が咲いてないとまるで雑草のようにも見えます。
この日はあまり咲いてませんでしたが、可憐な花が咲きとても可愛らしく儚い花です。
センリョウ(千両)
センリョウは、「千両」の意味でお正月の縁起物として生け花などに使います。
良く似た花でマンリョウ「万両」が有ります、違いはセンリョウは葉の上に実を、マンリョウは葉の下に実を付ける所です。
そしてマンリョウの方が赤い実が大きいため千両より”額の多い万両”と名付けられたそうです。
柑橘類の色々
夏みかん
木が見上げるほど大きくなりました、だいぶオレンジ色に色付いてきましたが、まだこのまま春先まで成らせておきます。
酸味が強いのでマーマレードに加工したりしますが、疲労回復物質のクエン酸が多いので生で食べると体に良いです。
毎年食べきれず、観賞用となりつつあります。
金柑(キンカン)
金柑もだいぶ色付いてきましたが、緑色をしてるのも沢山あるのでまだまだこれからですね。
みかんなどの柑橘類の皮にはビタミンⅭがたっぷり含まれています、丸ごと食べる金柑はしっかりビタミン補給ができるので風邪予防にはもってこいです。
昔から喉の痛みや咳止めにも効果があるとされ、薬用にもされてきました。
美味しい食べ方では、甘露煮や電子レンジで簡単に作れるコンポートなどがお勧めです。
もちろん生でそのまま食べるのも美味しく、私は金柑大好きです。
みかん(ウンシュウミカン)
こちらも見上げるほど木が大きくなりましたが、みかんの木です。
未だ少し緑っぽいので酸っぱいですね、もう少しオレンジ色にならないと食べれません。
市販のものに比べると皮が厚いので保存が効きます。
こちらは別の木です、だいぶ色付いているので食べれそうです。
マーマレードにしてもとても美味しいです。
柚子(ゆず)
柚子はもう熟しています。
とても香りがよく、お料理に色々使えて大好きです。
お吸い物や茶わん蒸し、柚子味噌、はちみつ漬け、マーマレード、お雑煮にも欠かせません。
そして冬至の日にはお風呂に入れて柚子風呂にするのも毎年恒例です。
ただ柚子の木には硬いとげがあり、採るのが大変です。
ましてこんなに背が高いと柄の長い専用ばさみでないと難しいです。
柚子の木の全体像です。
かなり巨木となりました、とても手で届く所に実はなってません。
その他の風景
銀杏の落ち葉
銀杏の落ち葉が一面に広がっています、黄色く色付く前に落ちたのでしょう。
緑や黄色が入り混ざっていて、これも綺麗でした。
切り株
切り株がありました、年輪が見事です。
数えると樹齢が分かりますが、40年以上は経っています。(しっかり数えれば良かったです)
終わりに
秋から冬へと季節は変わりました。
たまに訪れると、季節の移り変わりをはっきりと感じる事ができます。
目に映る景色は日々変わっていますが、気付かずに過ぎてしまいます。
日々の暮らしも何気なく過ごしてしいますが、季節のように音もなく過ぎ去ってしまうのでしょうか。人生の年輪も大切に刻んでいきたいなと思う今日この頃です。
切り株の年輪を見てふとそんな事を思いました。
この記事で少しでも初冬の自然を感じて頂けたら嬉しいです。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
追記
2022年春に訪れた風景も記事にしています。
良ければご覧ください。
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