イギリス発祥のマーマレード、私の作るマーマレードは果肉も入り苦みを残すイギリス流、白ワタは取り除きません。
夏みかん2個でポンヌママンのジャムの空き瓶3個半作れます。
スコーンやトーストに付けたり、パウンドケーキに混ぜても美味しいです、真空処理をするので常温でも1年以上日持ちします。
市販のマーマレードでは味わえない果肉入りです、添加物の一切入らない手作りマーマレード、ぜひ作ってみて下さいね。目次から見たいページにジャンプする事もできます。
材料紹介(2個分)
- 夏みかん 2個(約800g)
- 砂糖 480g~640g
- 水 800ml
レシピは、夏みかん2個の分量になりますが1個からお作り頂けます。1個の時は材料を半分にしてください。砂糖の量は、みかん皮ごとの重量の60%~80%で作ります。今回は60%の分量の480gで作りました。
瓶の準備
空き瓶を利用しました。お鍋に水を張り瓶と蓋を入れて火をつけ、沸騰したら3分程度ぶくぶくと煮て引き上げて乾燥させておきます。
乾燥させておきます。
皮むき~皮刻み
1.夏みかんの皮をブラシなどでよく洗い、4等分にカットして皮をむきます。
2.みかんの袋をカットして果肉を取り出します。
剝きながら少しつまみ食いをしても全く問題ありません。
3.種と袋は捨てずにとっておき、出汁用パックに入れます。
種や袋からもペクチンが流出するので使います。(袋を使わずに種だけでも良いです)
出汁用パックはダイソーで購入しました、種だけの時はお茶パックでOKです。
4.次に皮を薄く(2mmくらい)刻みます。皮の外側から刻みましたが、柔らかい内側からでも刻みやすいです。
2個刻み終わりました。
揉み洗い3回
5.ボールに入れてたっぷりの水で揉み洗いします。
水を替えて3回ほど洗い、灰汁や苦みを抜きます。
ぎゅっと握るように掴みながら揉み洗いします。
お水は最初濃い黄色ですが、回数ごとに薄くなり白ワタは透き通った感じになります。
このみかんの黄色い水はみかんの油分が含まれてます、バケツに取って置き雑巾がけするとワックス効果があります。
茹でこぼし
6.3回揉み洗いが終わったら、お鍋で一度茹でこぼします。
皮の苦みを取るために一度茹でてザルにあげます。
7.沸騰したら5~6分グツグツ煮てザルにあげ、もう一度軽く揉み洗いします。
軽く洗ってます。
浸け置き
8.大き目のお鍋に茹でた皮と果肉、種のパック、水800mlを入れ、2時間程浸します。この間にペクチンが流出します。
蓋をしてこのまま浸しておきます。
急ぐときは直ぐに煮始めてもOKです。
煮上げます
9.浸け置きが終わったら蓋をしてこのまま強火にかけ、沸騰したら中火でグツグツと20分~30分くらい、皮が柔らかくなるまで茹でます。
10.皮が柔らかくなったら。砂糖(480ℊ)を2回に分けて入れます。グツグツと沸騰したら少し火を弱めて煮詰めていきます。(弱火ではなく中火くらいです)
11.途中で種の袋を散り出します。
12.だいぶ煮詰まりました、少し緩いくらいで火を止め熱いうちに瓶に詰めます。灰汁が気になる時はすくい取りますが、しっかり下処理をしてるのであまり灰汁は出ないかと思います。
ジャム類は冷めると硬くなるので、少し緩いくらいで火を止めます。丁度良い硬さまで煮詰めるとかなり硬くなってしまいます。
瓶詰め
13.煮えたてのマーマレードを消毒した瓶に詰め、蓋を乗せて熱湯で10分加熱します。
※蓋は閉めません、乗せるだけです。
瓶3個と少し残りました。
真空処理
14.蓋を乗せて10分加熱します。
15.10分たったら一つずつ取り出して蓋を閉めます。
かなり熱いのでゴム手袋をして閉めます。
16.完成です。しばらくすると瓶のふたからポンと音がします、これが真空状態になった知らせです。
他にもレンジで簡単に作れるコンポートも紹介しています。
ティータイム
早速スコーンを焼いてクリームティーを頂きます。
こちらのイギリス式スコーンなどのレシピも紹介しています。
クロテッドクリームとマーマレードやいちごジャムで頂きます。
いちごジャムもお安い小粒のいちごで煮ました。
紅茶はダージリンです。
キャピタル株式会社のミロワール「ダージリン」、とても香り良く美味しい紅茶です。
インスタで沢山の方にお作り頂いている人気のケーキもあります、良かったらご覧下さい。
最後に
春先に出回る夏みかんや甘夏などそのままでも美味しいですが、マーマレードにするとまた格別です。
保存も効くのでまとめて作ればいつでも美味しく頂けます。
夏みかん1個でも作れますので是非お試し下さいね。
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