栗の渋皮煮を作りました。
鬼皮を剥くのがちょっと大変ですが、熱湯で皮を柔らかくするのでかなり剥きやすくなります。
栗の季節に一度は作りたい渋皮煮、日持ちもするのでお菓子にも利用できます。
栗の季節にぜひお試しください。
鬼皮さえ剥いてしまえば後は単純な工程です、栗の美味しさが倍増します。ぜひ作ってみて下さいね。
材料紹介(1ネット分)
- 栗 1ネット(500gくらい)
- 砂糖 250g(栗の皮付重量の半分~)
※お好みで砂糖は増やせます - 重曹 小さじ1
スーパーでネット入りの栗を購入しました、約500gあります。
重曹は袋に入ってます、空きビンに入れて保管しています。
栗の準備
1.買ってきた栗は洗ってから水に浸けておきます。
このまま翌日まで浸けて置いても大丈夫です。
栗はそのままにして置くとどんどん乾燥して皮が硬くなってしまうので、なるべく早く洗って水に浸けます。
2.鍋にお湯を沸かし、沸騰したら火を止めて洗った栗を入れます。
蓋をして20分くらい置き、皮を柔らかくして剥きやすくします。
鬼皮むき
3.20分ほどしたら、栗を1個ずつ取り出して剥いていきます。
栗の丸っこい方ではなく、平たい側のざらざらした底の部分に包丁(又はペティナイフ)を入れ、皮を引きはがすように剥いていきます。
最初にざらざらした底の部分から頭の方に引きはがします。
鬼皮が少し剥けたら、逆方向から剥いたり、手で剥く事も可能です。
4.ぐるっと1周皮を剥がすように剥きます。
5.残った底の部分は、包丁の刃元(アゴ)で浮かせるようにはがし取ります。
6.渋皮に傷を付けずに剥きます。
7.剥いた栗は水に浸けて置きます。
皮むき失敗例
こちらは渋皮まで包丁が入り傷を付けてしまい、中の栗が見えてます。
これは完全に失敗です、煮ている途中で渋皮が破けて身が崩れてします。
煮崩れてしまいますが、このまま一緒に煮ました。沢山傷を付けてしまった時は、渋皮を綺麗に剥いて栗ご飯などにします。
アク抜き1回目
8.鍋に栗がたっぷりと被るくらいの水を入れ、重曹(小さじ1)を入れて強火にかけます。
9.沸騰したら火を弱めて(弱めの中火)煮ていきます。
途中アクが出てくるのですくって捨てます、煮汁が減ったら水を足して30分くらい煮ます。
火が強すぎると実が崩れてしまうので表面がポコポコと弱く波立つ程度が良いです
失敗して渋皮を傷つけたものは、途中で皮が破れてしまいました。
10.30分ほど煮たら、そのまま冷まします。
この時点で栗の渋皮が大分剥がれ落ちてます。
栗の洗い流し
11.煮汁が手で触れるくらいに冷めたら鍋をシンクに運び、半分くらい煮汁を捨てます。
急な温度変化は栗に衝撃を与えて煮崩れの原因のなるので徐々に温度を下げます。
12.水を弱めに鍋に流し入れ、栗を1個ずつ洗います。
栗を流水に当てながら指の腹でなでるように優しく洗い綺麗にします、大きな筋は竹串などで取り除きます。
ツルツルと優しく洗います。
13.綺麗にしたら水に浸けておきます。
14.1回目のアク抜きと、栗の洗い流しが終わりました。
アク抜き2回目
15.鍋に栗がたっぷり被るくらいの水を入れて強火に掛けます。
沸騰したら火を弱めて(弱めの中火)アクを取りながら30分ほど煮ます。
2回目は重曹を入れないで水だけで煮ます。
16.アクがまだ出るのですくって捨てます。
煮汁が減ったら水を足します。
17.30分煮たら火を止めて手で触れる程度に冷めたら、アク抜き1回目と同様に再度、栗の洗い流しをして更に綺麗にします。栗は柔らかくなっているので優しく扱います。
アク抜き2回、洗い流し2回が終わり水に浸した状態です。栗がだいぶ白っぽくなり綺麗になりました。この後もう一回水のアク抜きをすると更に綺麗になります。
砂糖で味付け
18.2回のアク抜きが終わったら、いよいよ砂糖で甘く煮含めます。
栗がたっぷり浸かる位の水を入れ、やや沸騰してきたら、皮付の栗の重量の半分の砂糖(250g)を2回に分けて入れます。
砂糖は1度に全部入れてしまうと栗がしまって硬く煮えてしまうので、半量ずつ2回に分けて入れます。
今回はグラニュー糖を使いました。
19.最初の砂糖を入れてしばらくしたら残りの砂糖を入れ、クッキングシートを切って落とし蓋にして弱火で煮含めます。
砂糖を入れたらごく弱火でコトコト時間を掛けて煮詰まり具合の様子を見ながら煮含めます。
20.あまり煮詰めると硬くなるので、栗がたっぷりと煮汁に浸かっている状態で火を止めて完成です。
21.容器に入れて保存します、冷蔵庫に入れると少し硬くなるようです。
他にも栗を使った美味しいお料理を紹介しています。
盛り付け
深めの器に盛り付けて南天を添えました。
栗に甘みが付き、とても美味しく煮上がりました。
渋皮煮を使ったお菓子も紹介しています。
最後に
栗の渋皮煮いかがでしょうか、手間は掛かりますが栗を丸ごと美味しく食べれるお料理です。
秋の味覚として毎シーズン1度は作りたくなります。
又、沢山作って煮沸消毒をした瓶詰めにすると常温で保存可能ですので、お正月のおせちやケーキにも利用できて良いです。
スーパーで栗を見かけたら是非一度お試し下さいね。
コメント