赤しそを使って夏野菜のしば漬けを作りました。
インスタグラムで紹介されていたしば漬けを参考にさせて頂き、自己流で作ってみました。
保存袋で京都のしば漬けのような美味しいお漬物が作れます。
さっぱりとした酸味としその風味でご飯がどんどん進みます、刻んでおにぎりや納豆に混ぜても美味しいです。
赤しその季節にお作りになってみてはいかがでしょうか。
画像を交えながら順番に作って行きますので最後までご覧くださいね。
材料紹介
赤しそ漬け
- 赤しそ 200gくらい(茎付き)
- 粗塩 大さじ1
野菜の下漬け
- きゅうり 2本
- なす 2個
- みょうが 2個
- 生姜 1かけ
- 粗塩 大さじ 1
- みりん 大さじ2
- 酢 50ml
赤しそと夏野菜
粗塩(あら塩)について
粗塩は結晶が荒くしっとりした感じです、普通の塩は「精製塩」と呼ばれサラサラしています。
一番の違いは粗塩にはマグネシウムなど海水に含まれるミネラルが入っている所です、精製塩は字の如く精製して海水のミネラル分を取り除いてます。
粗塩はマイルドで旨味があり、味に深みを出します。この粗塩を使用してしば漬けを作っていきます。
手順の流れ
1.野菜の下漬けを作る。
2.赤しそ漬けを作る。
3.保存袋に両方を合わせる。
4.3日ほど常温で置いて完成。
野菜の下ごしらえ
1.野菜は全て綺麗に洗います。
きゅうりはへたを切り落として4等分にし、縦半分にきり、更に3等分位に切ります。
2.なすはへたを切り落とし縦半分にし、斜めに切ります。
3.みょうがは根元を少し切り落としてから縦半分にし、2~3等分に切ります。
野菜はお好みの大きさでカットしてくださいね。
4.生姜は皮ごと薄くスライスします。
※皮ごと使うのでタワシ等で十分綺麗に洗っておきます。
生姜の皮は栄養豊富(正確には皮の下の部分)です。ポリフェノールとジンゲロールが多く含まれています。
ポリフェノールは抗酸化作用により老化防止、生活習慣病の予防。ジンゲロールは生姜の辛み成分です、同じく抗酸化作用や血管を拡張させる働きがあるので、血流が良くなり肩こりや頭痛などの改善に効果があるとも言われています。さらに、消化吸収を助けるという働きもあり、胃の調子を整える効果があります。
野菜の下漬け
5.カットした野菜を全てポリ袋にいれ、粗塩(大さじ1)を入れ全体にまぶします。
6.ポリ袋の口をくるくるねじり、袋をポンポンと優しく動かしながら塩を全体に行き渡らせます。
7.塩が野菜全体に絡むと徐々に野菜の水分が出てきます。
8.時々袋を上下動かして水分が出てくるのを待ちます。(1~2時間位)
ここまでで、野菜の下漬けは完了です。
赤しそ漬け
9.野菜の下漬けをしている間に赤しその準備をします。
赤しそ(200g)は茎から葉っぱを取ります。
手で引っ張り取りますがハサミでチョキチョキと切り取ってもOKです。
10.お水を替えて3回位良く洗います。
洗ったらざるにあげ、水を切ります。
しそは一緒に食べれます。砂などが付いていますので良く洗ってください。
11.分量の粗塩の半分(大さじ1/2)を振り掛け、手でもみ込みます。
12.塩でもみ込むと赤しその葉がみるみる小さくなります。
13.紫色の汁が出てきたら手でぎゅっと絞り、汁は捨てます。
※この汁はあくです。
14.残りの粗塩(大さじ1/2)を掛けて、2度目のもみ込みをします。
15.1度目より濃い紫色の汁が出てきます。
16.また手でぎゅっと絞り汁は捨てます。(手は紫に染まります)
17.汁を絞った赤しそにお酢(50ml)を掛けます。
お酢以外では梅酢も良いです。梅酢は梅干しを作る際に梅から出てくるエキスで酸味が非常に強く、赤しその色素と良く反応し真っ赤になります。
18.みりん(大さじ2)も加えて良く混ぜ合わせます。
19.菜箸で全体を良く混ぜ合わせます。
20.赤しその色素がお酢と反応して赤くなります。
これで、赤しそ漬けの完成です。このあと野菜と合わせて漬け込んでいきます。
付け込み
21.下漬けした野菜から水分が沢山出ました。
22.袋の先端をハサミで切り、ここから袋にたまった野菜の水分を優しく絞りながら捨てます。
23.たっぷり水分が出ました。
24.先ほどの赤しその中へ野菜を入れます。
25.野菜と赤しそを良く混ぜ合わせます。
ここでちょっと味見をして、塩味が薄いようなら小さじ1程度の粗塩(分量外)を足します。
26.混ぜ合わせた野菜を保存袋へ入れます。
27.中身を平らにして、なるべく空気を抜き閉じます。
28.保存袋をトレーに置き、その上に一回り小さいトレーを乗せ、ペットボトルなどを重しに乗せ、常温で3日ほど置きます。
29.時々袋を上下ひっくり返しながら付け込みます。
発酵経過
30.丸一日が経ち、だいぶ赤く色付いてきました。
小さな気泡が少し出てきました、発酵してます。
31.丸二日が経過しました。気泡がブクブク出てきて発酵してます。
32.丸三日が経ちました、完成です。
全体が薄いピンクに染まりました、赤しそは少しボケ色に変わります。
33.容器に移し替えて冷蔵庫で保存します、もちろん袋のままでもOKです。
常温のままだと発酵が進んでしまうので酸っぱくなります、完成後は冷蔵庫で保存します。
盛り付け
野菜は大き目にカットしたのできゅうりはパリパリ、みょうがの存在感もたっぷりです。
みょうが好きにはたまりません。
赤しそごと軽く汁気を絞り、細かく刻んでご飯に乗せたり、納豆に混ぜたりしても美味しく頂けます。
おにぎりに混ぜて大葉(青じそ)で包みました。
大葉と青じそは同じものです。香味野菜としてスーパーマーケットで売られている時の呼び名が「大葉」で、植物としての名称が「青じそ」です。しそを使ったレシピを他にもご紹介していますので、ご覧ください。
最後に
自家製のしば浸け如何でしょうか。
京都のしば漬けみたいな美味しいお漬物が簡単に作れます。
赤しその季節にお勧めの簡単レシピです。
ぜひお試し下さいね、食欲の無い時でもきっとご飯が進む君になりますよ。
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