新高梨で~和梨のタルト~

パイ・タルト

「洋ナシのタルト」は皆さん召し上がった事があると思います。
今回は、9月中旬から出回る旬で美味しい新高梨をタルトにしてみました。
梨のコンポート(シロップ煮)を先に仕上げて、タルトの生地から作っていきます。
少し工程は多いですが、写真付きで順を追って丁寧に説明します

梨のタルト作りに興味がある方は是非最後まで読んでいってくださいね。

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材料紹介(22㎝タルト型)

タルト作りは材料が少し多くなるため、

  • タルト生地
  • フィリング(詰め物)
  • 梨のコンポート(シロップ煮)
  • 艶出し用(ナパージュ)

の4項目に分けて材料を紹介します。

タルト生地(パートシュクレ)

  • バター 100g
  • 卵黄 1個
  • 砂糖 80g
  • 薄力粉 200g
  • バニラエッセンス 少々
  • 強力粉 敵量
    (生地を伸ばす時に使う)

フィリング(アーモンドクリーム)

  • バター 50g
  • 砂糖 50g
  • アーモンドプードル 50g
  • 卵 1個

梨のコンポート(シロップ煮)

  • 梨 1個
  • 砂糖 100g
  • 赤ワイン 50ml (白ワインでも良い)
  • 水 200ml

艶出し用(ナパージュ)

  • ゼラチン 1袋 (5g)
  • 水 50ml
  • 砂糖 20g

梨のコンポートは、白ワインの方が色も綺麗に煮あがりますので白ワインを使用すると良いです。 今回は、白ワインが無かったので赤ワインを使いました。

梨のコンポート作り

はじめに梨のコンポートから仕上げます。
コンポート作りは、タルトを焼く前日に仕上げておくと良いです。

1.梨は四つ切りにして皮をむき、そして三等分に切り分けます。
カットした梨が12切れになります。

2.鍋にコンポートの材料(砂糖100g、赤ワイン50ml、水200ml) を全部入れ、砂糖を煮溶かし、その中に梨を入れます。

3.アルミホイルを丸く切り、真ん中を丸く穴を開け落し蓋にします。
この上から蓋をしてコトコト煮ます。

アルミホイルの落し蓋をする事により梨にまんべんなく味が浸み込みます。中央部に穴を開けることにより、持ち上がりを防ぎます。

4.梨が煮汁に浸る程度まで煮詰めます。
これでコンポートの出来上がりです。

5.コンポートは一晩置くと味がより浸み込みます。
このままでも十分デザートになります。

梨のコンポートは前日に作っておくと良いです。 ただしつまみ食いはダメですよ。

タルトの生地作り

6.室温で柔らかくなったバター(100g)をホイッパーで良くかき混ぜます。

バターは電子レンジ600wで30秒~40で柔らかくする事もできます。バターが溶けてしまうとタルト生地が硬くなってしまうので、注意ながらレンジして下さいね。

7.次に砂糖(80g)を入れ良く混ぜます。

8.そして卵黄(1個分)を加え良く混ぜます。

残った卵白はラップに包んで冷凍しておきます。卵白だけで作るダックワーズやマカロンなどに使えます。卵白で作るレシピもご紹介しています。

9.卵黄が綺麗に混ざりました。
生地がだいぶ黄色くなります。

10.卵黄が混ざったら、振るっておいた薄力粉(200g)をゴムベラや木べらで混ぜていきます。

薄力粉は前もって目の細かいざるなどで振るっておくと良いです。ダマがなくなり生地に混ざりやすくなります。

11.生地が一まとまりになったら、ラップを掛け冷蔵庫で30分休ませます。

生地を型に詰めていく

12.型の準備します。

タルト型にバターを塗ってから冷蔵庫で型を冷やし、茶こしで強力粉(分量外)を振りかけ、余分な粉をはたきます。
これは、タルトが焼けた時に型にくっつかないようにする為の工程です。

型に振りかけた余分な粉をはたきました。

13.まな板等の台の上に強力粉を振り、冷蔵庫で冷やしておいた生地をめん棒で丸く伸ばしていきます。
タルトの型よりやや大きな円になるように伸ばしていきます。

生地に強力粉を振りながら伸ばしていきます 。めん棒にも強力粉を手で振り付けると生地にくっつきにくくて良いです。

14.次に、生地を型に入れていきます。
めん棒に生地の端を当て、クルクルとポスターを巻くようにして、めん棒に生地を優しく巻き付けていきます。

生地がめん棒に巻き付いたら、型の上に持っていき、めん棒を反対側にクルクルと回し、生地を型全体に置き広げる様にして型の上に乗せていきます。
型からはみ出た生地は、型の上からめん棒を転がして型のふちでカットして生地を落とします。

ここが山場です、生地が必ず割れてしまいます。
生地を張り合わせるように粘土のような感覚で型に沿って張り付けたりして形を整えます。

生地のふちは型より若干上に上がると良いです。(盛り上げる感じ)クッキングシート2枚の間に生地を挟んで、綿棒で伸ばす方法もあります。

次の写真は、生地を型に乗せた後、型の上からめん棒を転がし、周りの生地をカットして落としているところです。

型からはみ出て余った生地はクッキーなどにして食べてください。冷凍して保存も可能です。

15.生地全体にフォークで穴を開け、熱の通りを良くします。

生地に穴を開けることをピケと言い、生地の持ち上がりを防ぎます。 フォーク、又は専用のピケローラーで穴を開けます。

生地を焼く(170℃で15分~20分)

16.タルト生地を焼きます。
アルミホイルを被せた上に重しを乗せて焼きます。(生地の膨らみを抑えます)

重しはタルトストーンと言って専用の金属の石がありますが、小豆やお米でも代用できます。

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17.170℃に余熱をしておいたオーブンで15分~20分程度焼きます。

次の写真は焼き上げた感じです。

フィリング作り

18.タルト生地を焼いてる間にフィリングのアーモンドクリームを作ります。

室温で柔らかくなったバター(50g)を混ぜ、砂糖(50g)、卵(1個)、アーモンドプードル(50g)の順にホイッパーで混ぜていきます。
次の写真のように柔らかい状態になります。

19.アーモンドクリームを先ほど焼いたタルトにゴムベラで入れていきます。

梨のコンポートを並べて焼く

20.作っておいた梨のコンポートを放射状に並べます。
やや生地に埋め込む感じで置いていきます。

21.180℃に予熱をしておいたオーブンで20分~30分焼きます。

仕上げ

22.仕上げにタルトに艶出しをしていきます。

鍋に水(50ml)、ゼラチン(5g)、砂糖(20g)入れ煮立ててとろみが付いたらOKです。
ハケなどで全体に塗ります。

艶出しのことを「ナパージュ」と言います。これにより見た目がぐんと良くなるのと乾燥を防いだりします。

23.盛り付けて完成です。
そのままでも良いですが、粉糖を少し掛けると一段と美味しそうに見えます。

食器・梨の紹介

盛り付けにはリチャードジノリの「イタリアンフルーツ」という食器を使っています。
この食器は、フルーツの絵柄が可愛らしくタルトを一段と美味しそうに見せてくれます。

紅茶はベノアというメーカーのセイロンウバをいれました。
タルトにとても良く合います、至福のひと時です。

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使用した梨は自宅から車で1時間ほどかけて行った直売所で買った梨(新高梨)です。

ゆるキャラでも有名な船橋産「ふなっしー」の梨です。

かなり大きくて立派です、計ってみたら何と1個700g超えです。

最後に

今回は、梨が沢山有りましたのでタルトにしようと思いました。
コンポートにするのが手間ですが、今回のタルトは洋ナシのタルトに近いお味でもあり、また、洋ナシとは一味違ったお味も楽しむことが出来ます。

コンポートが大変な方は、洋ナシの缶詰めを使えば手軽にタルトが作れます。
自家製タルトは生地がサクサクでとっても美味しくいただけます。
是非お作りになってみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございます。
インスタもやっていますので良かったらご覧くださいね。

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