ヴィクトリア女王の悲しみを癒したと言われるイギリスのお菓子、ヴィクトリアケーキを焼きました。
スポンジの間にジャムを挟むだけのとてもシンプルなケーキ、なのに素晴らしく美味しいです。
一口食べれば長年愛され続ける理由が分かります、自己流で少しアレンジしたレシピとなりますが、是非そのお味を確かめて下さい。
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ヴィクトリアケーキの由来についても簡単に紹介しています。是非、最後までご覧ください。目次から見たいページにジャンプすることもできます。
材料紹介(18㎝丸型)
- 無塩バター 100g(有塩も可)
- 砂糖 100g
- 卵 2個
- 薄力粉 130g
- アーモンドプードル 20g
- ベーキングパウダー 小さじ1
- いちごジャム お好みの量
- 粉糖 少々
型の準備
型の底と側面に合わせて敷紙を用意します。
(グラシン紙使用、コピー用紙も可)
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型の内側(底と側面)にバターを薄く塗り、紙を貼り付けます。
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型にバターを塗っておくと敷紙が固定され、生地を流した時に紙がずれずに安定します。
生地作り
1.室温に戻したバター(100g)をホイッパー又はハンドミキサーでクリーム状に良く混ぜます。
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2.砂糖(100g)を振るって入れ白っぽくなるまで良~く混ぜます。
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混ぜてます。
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良~く混ぜると空気を含み白っぽくふわっとなります。
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3.卵(2個)を割りほぐし4回~5回に分けて少しずつ加えます、その都度よ~く混ぜます。
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卵液は少しずつ入れないとバターと分離してしまいます、面倒ですが何回かに分けて加えその都度よ~く混ぜます。
混ぜてます。
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卵を数回に分けて入れてます。
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卵が全て混ざりました。
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4.卵が混ざったらアーモンドプードル、薄力粉とベーキングパウダーの順に混ぜ合わせていきます。
まずアーモンドプードル(20g)を入てれ混ぜます。
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次に薄力粉(130g)とベーキングパウダー(小さじ1)を一緒に振るい入れて混ぜます。
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ここからはゴムベラで混ぜていきます。
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粉類が混ざり生地の完成です。
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焼成(160℃で40分)
5.型に生地を入れます。
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表面の生地を平らにならします。
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6.160℃に予熱したオーブンで40分位で焼き上げます。
※オーブンにより焼き具合が違うので温度や時間は調整します。
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7.40分でこんがりと焼けました、美味しそうです。
型から出しケーキクーラーに乗せて冷まします。
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仕上げ
8.冷めたら紙を剥がし、スポンジ生地を2枚に切り分けます。
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9.スポンジを立てて横半分に切っていきます。
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スポンジと言ってもバターケーキなので硬めでしっかりとした生地です、立ててもつぶれません。私は冷めたらラップで覆い一晩おいて翌日に仕上げたりします、スポンジがしっとりして扱いやすくなります。
真ん中位まで切れたらスポンジを元の水平に戻して、横に切り開きます。
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最初から横にスライスしてもOKです。
2枚に切り開きました。
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10.切り分けた下のスポンジにジャムを塗ります。
ポンヌママンのいちごジャムを使いました。
フランスのジャムブランド「ポンヌママン」とは「素敵なお母さん」と言う意味。
保存料や着色料は一切使わず、果物と天然の原材料のみで作られている自然派ジャムです。
自家製のジャム以外ではこの赤いギンガムチェックのジャムが大好きです。
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ポンヌママンは甘さがしっかりと有りますのでジャムはお好みの量を塗ります。
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全体に塗れました。
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上のスポンジをジャムの上に乗せます。
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茶こしで粉糖を掛けお化粧をしたら完成です。
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粉糖はスポンジが冷めない内に掛けると溶けてしまいますので、完全に冷めてから振りかけます。溶けない粉糖も売っていますが、今回は普通の粉糖を使用しました。
ティータイム
まだ咲いている鉢植えのマリーゴールドを飾ってみました。
ティーセットは大好きな「ロイヤルアルバート」です。
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ブランド名の「アルバート」は創業者が英国王室を愛するがゆえ、ヴィクトリア女王の夫アルバート公と孫のアルバートジョージ(ジョージ5世)の名前にちなみ付けたと言われています。
と言うことで、このヴィクトリアケーキとロイヤルアルバートの器を合わせてみました。
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インスタで、ケーキにフォークを入れる瞬間の動画をアップしています、是非、生地の様子もご覧ください。(こちらをタップするとインスタの投稿ページにジャンプできます。)
カットした断面が美しく魅力的です。
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佐倉マナーハウスのアフタヌーンティーも紹介しています。
紅茶~ヨークシャーゴールド
紅茶はイギリスの家庭で最も親しまれている定番の「ヨークシャーティー」のゴールドです。
日本では中々手に入りませんが、こちらはイギリス在住の友人のご厚意でミルクジャグと共に送られてきたものです、有難いです。
英国展で売られているものと紅茶のパッケージデザインが違います。
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ミルクティーにして頂きます、ミルクブラウンの色も美しく最高に美味しいです。
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ヴィクトリアケーキの由来
ヴィクトリア女王は、最愛の夫アルバートが42歳と言う若さで亡くなってしまい、悲しみのあまり公務もできないほど打ちひしがれていたと言います。
イギリスの南にワイト島という小さな島があるのですが、ここに建てられた「オズボーンハウス」と呼ばれる別邸に引きこもる事が多くなります。
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その後、公務復帰のためにとオズボーンハウスで開かれたティーパーティーで振る舞われたのがこのケーキだったのです。
この素朴なケーキを女王がとても気に入ったことからヴィクトリアケーキと名前が付いたそうです。
最後に
女王の心を慰めたヴィクトリアケーキ、とてもシンプルな焼き菓子です。
素朴で優しく温かい、ホームメイドの原点みたいなお菓子、私も癒されます。
ぜひ皆様もヴィクトリアケーキで素敵なティータイムをお過ごしくださいね。
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