都内目黒の住宅街にユニオンジャックを掲げた築80年の小さな洋館があります。
建物入口には、「~Three Tiers~」「BRITISH STYLE TEA SALON」と書かれたお洒落な丸い看板が掲げられています。
本格英国式ティーサロン「スリーティアーズ(Three Tiers)」に行ってきました。
金曜日~日曜日限定で営業している予約困難なティーサロンで有名です。因みに三ヵ月先まで予約が埋まっています。
完全予約制ですが、ネットで調べていると予約無しでも入店できる簡単なアフタヌーンティーの日があることが分かりました。
この”予約無しでも入店できる日”を目掛けてスリーティアーズへ伺いました。
この記事では、スリーティアーズの
- 入口・店内の状況
- アフタヌーンティー・食器などの紹介
- 予約無しでも入店できる日について
- アクセスなど
についてご紹介しています。
たくさんの写真と共にご紹介しています。是非最後までご覧下さいね。
ユニオンジャック発見
目黒駅より歩くこと約15分、「スリーティアーズ」は目黒通りという広い通りから脇道へ少し入った所にひっそりと佇んでいました。
辺りは住宅街です。
玄関にはオリーブの鉢植えがさり気なく対になって置いてあります。
お昼でも外灯を灯して、こちらも両サイド対になり英国風です。
玄関を入ると
玄関を入ると直ぐに本日のメニューの三段のティースタンドが飾られています。
小さなバラの花が描かれたお皿は英国製の「ダッチェス」、これを見ただけでわくわくしてきます。
アンティークな家具の上にはイギリス式スコーンのレシピ本の見本が飾られています。(¥3,300)
当ブログでもイギリス式スコーンのレシピを紹介しています。
鏡の付いたアンテーク家具の上には、店内で出されている焼き菓子や紅茶もお土産として売られていました。
店内正面受付には紫色のチューリップが飾られ、消毒液、検温器もしっかりあります。
直ぐに奥からお店の人と思しき男性が現れ、コートを掛けるよう対応してくれます。
カウンター脇の大きなテディーベアも私を出迎えてくれました。
イギリスのロンドン塔を守る近衛兵の衣装を身にまとって、とっても可愛らしいクマさんです。
私の影も映り込んでしまいました~
良く見るとエリザベス女王のお人形が二つ飾られてます。
やはりオーナーはかなりのイギリス好きな方のようです。
テディーベアの右横を進むとすぐ右手にお部屋がありましたが、この日は日曜日の午後1時過ぎ、すでに満席のようで更に奥の部屋に案内されました。
店内、奥の間
案内された奥の部屋です。
天井が高く窓にはステンドグラス、アンティークな家具と真っ白なクロスの掛かったテーブル、そしてちょっぴり薄暗い、まさにイギリスの雰囲気です。
イギリスの室内やティールームは大概薄暗く、日本のように真夜中まで蛍光灯で煌々と明るい感じではありません。
暗い方がリラックスできるからです、イギリスのお宅は夕方もかなり暗くならないと電気を付けないと、本で読んだことがあります。
こちらは暖炉ですが、下が写ってないので何だか分かりませんね。
暖炉の上にはお花が飾られてました。
三段ティースタンド
玄関に飾ってあったティースタンド、スイーツ&スコーンセット(税抜き2,900円)と、単品でビクトリアサンドイッチケーキ(税抜き650円)を注文します。
注文を取りに来た人は、先ほど店内へ案内してくれた方、実はオーナーの新宅久起(しんたくひさき)氏でした。
新宅氏は30年に渡りイギリスの専門誌の編集長として活躍された方です。
「RSVP」など素敵なイギリスの専門誌があります。
最近ではNHKの「あさイチ」のティータイム特集(2022.3.29)にも出演され、アフタヌーンティーのQ&Aや紅茶を注ぐシーンが放送されてましたので、ご覧になった方もいるかと思いますが、気さくで穏やかな優しい紳士です。
イギリス好きな男性は気難しいイメージが有りましたが、全く違います。
お店の人気の秘密はオーナーのお人柄にも有ると思いました。
三段目プレート
三段トレーの一番下は、プレーンスコーンとチョコレートスコーン。
二段目プレート
中段はスコーン用のいちごジャムとクロテッドクリーム、小さなクッキー2種。
一段目プレート
上段はスイーツ3種。
キャロットケーキ、シードケーキ、ババロアのようなレアチーズケーキ。
単品・ヴィクトリアサンドイッチケーキ
単品で注文したヴィクトリアサンドイッチケーキです。
スポンジがきめ細かく、いちごジャムとバタークリームがサンドされ、シンプルながらとても美味しいです。
カトラリーと器
カトラリーはアンティーク、ハンドルは白蝶貝でお洒落です。
ティーカップはウエッジウッドのイングリッシュレース。(マナー違反と知りながらつい、お皿の裏のバックスタンプを見てしまいました。)
残念ながらヴィンテージの小花柄のダッチェスではありませんでした。
ティーポットやミルクピッチャーはシルバーです。(ポットティーは税抜き600円)
茶葉はすでに濾してあり、直ぐにカップに注いで飲むことができます。
たっぷり2杯半の紅茶が楽しめます、最初はストレートで2杯目はミルクティーで頂きました。
ブレンドなのでとても飲みやすいです。
この日の紅茶はオリジナルブレンド1種類のみでした、残念。
正式なアフタヌーンティーの日には数種類の紅茶が頂けると言うことでした。
やはりアフタヌーンティーの予約は必須となります。
予約無しでも入店できる日について
予約無しでも入店できる日については、スリーティアーズ公式ホームページ内にある予約ページのカレンダーから確認できます。
お店は、基本的に「金・土・日」で営業しており、カレンダーに「ティールーム営業」と記載されている日が予約しなくても入店できる日です。
このティールームは不定期で月に1~3回程度営業しているようです。また、営業していない月もありました。
営業時間は、11時~16時頃(17時)までとなっています。
アフタヌーンティーは予約が難しかったため、私はこのティールームの営業日に合わせてお店に伺いました。
また、鳩山会館での営業や出店で日本橋三越英国展、銀座や新宿などでスコーンの販売もしているようです。
▼公式ホームページ▼
アクセスなど
★住所★
東京都目黒区目黒3-12-11
★最寄駅★
JR・東京メトロ「目黒駅」
・徒歩の場合:目黒駅より約15分(目黒通りを権之助坂方面へ直進)
・バスの場合:目黒駅より「元競馬場前」
・数人の時はタクシーでも良いと思います。
★連絡先★
03-6451-2710
▼食べログ▼
▼グーグルマップ▼
最後に
スリーティアーズとはアフタヌーンティーの三段スタンドを意味します。
お店の名前はそこから来ているのですね~ティーフーズへの愛を感じます。
イギリス好きな元編集長が自らティールームをオープンしてしまうだけあり、イギリスのお宅に招かれたような落ち着いた空間でリラックスしてお茶を頂ける、そんなお店です。
イギリス好きにはたまりませんね。
次回はぜひ、本格的なアフタヌーンティーを頂いてみたいと思いました。
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