キャロットケーキ(人参ケーキ)のレシピ~イギリス焼き菓子

ケーキ

イギリスのティールームで人気の焼き菓子、キャロットケーキを焼きました。
イギリスでは第二次世界大戦中、砂糖不足のため甘味のある人参がお菓子の材料として使われたそう、そこで生まれたのがこのキャロットケーキです。

このケーキの誕生が戦時中の苦肉の策から生まれた事を知り、益々好きになりました。
そんなイギリス情報が書いてある素敵な本も最後にご紹介します。

レシピは画像を交えながら順番に作って行きます。ティーセットの紹介もありますので、最後までご覧下さいね。目次から見たいページへジャンプすることも可能です。

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材料説明 (18㎝丸型)

  • 人参 1本(中位、約140g)
  • 砂糖 100g
  • 卵 2個
  • サラダ油 1/2カップ(100ml)
    ※オリーブオイルも可
  • 塩 一つまみ
  • 薄力粉 160g
  • ベーキングパウダー 小さじ1
  • 重曹 小さじ1/2
  • シナモン 少々
  • ナツメグ 少々(お好み)
  • レーズン 30g~50g
  • くるみ 30g~50g

生地作り

1.卵と砂糖をしっかり混ぜ合わせます。
(ホイッパーを使い手で混ぜましたが、ハンドミキサーでもOKです)
※ブラウンシュガーを使いました。

2.人参をすり下ろします。
きれいに洗って皮ごと使います。

すり下ろし作業が最大の難関です。

何とかすり下ろしました。

くれぐれも自分の指をすり下ろさないように気を付けてください。私は、今まで何回か自分の指をすり下ろしましたが、今回は大丈夫でした。

3.すり下ろした人参、サラダ油1/2カップ、塩一つまみを先ほど作った卵液の中へ加え、よく混ぜます。

4.次に振るった粉類(薄力粉160g、ベーキングパウダー小さじ1、重曹小さじ1/2)を加えて混ぜます。

上の写真の茶色い粒は全粒粉です、こちらはお好みで混ぜてみてください。

その際、薄力粉の分量は全粒粉の分を差し引きます。

混ぜ合わせるとこんな感じになります。

5.次にレーズンとクルミを加えて混ぜます。

6.最後にシナモンとナツメグを少々加えて混ぜます。
これで生地の完成です。

生地を型に流し込む

7.型にバターあるいはスプレーオイルを塗り、そこに生地を流していきます。
※普通の丸型の時は、型に敷き紙をしきます。

今回使った型はマルグリット型と言い、花びらの形をしています。もちろん丸い型や四角い型を使っても良いです。スプレーオイルを使用すると大変便利で助かります。

Bitly

8.型に生地を全て流し込みます。

焼成(170℃で40~50分)

9.170℃に予熱したオーブンで40分~50分で焼き上げます。
今回は40分焼きました(ガスオーブンで)、オーブンの機能により焼き時間が異なりますので時間は調整します。

焼けたか確認する時は、竹串で中央部分をさしベタベタした生地が竹串に付いてこなければ焼けています。

10.焼けた後は、ミトンなどを使用して型の周りをトントンと叩き、型からケーキを浮かせたあと、ひっくり返してケーキクーラーの上に乗せて冷まします。

11.お皿に盛りつけて完成です、このままでも十分美味しいです。

ケーキのデコレーション

せっかくなので、人参ケーキをデコレーションしてみました。

デコレーションは、粉糖を水で溶いたアイシングを上から流します。
アイシングの上には、小さい人参形の甘煮を作りローズマリーを人参の葉に見立てて飾ってみました。

キャロットケーキはクリームチーズを使ったフロスティングを掛ける事が多いです、フロスティングのレシピもご紹介しています。

ワイルドストロベリーに盛り付け

ケーキをカットしました、レーズンやクルミが入りとっても美味しそうに見えます。

紅茶は成城石井のディンブラです、ミルクティーにしました。
コスパ良く、ストレートでもミルクティーでもとても美味しくお気に入りの紅茶です。

Bitly

今回は、ウエッジウッドのワイルドストロベリーの食器で統一しました。
野いちごのデザインが可愛らしくて大好きなシリーズです、昔少しずつ揃えました。

ティーカップの形はピオニータイプ、お花が開いたように上に広がっています。
その形が優雅でピオニーの花(芍薬)のように見えることからピオニーシェイプと名前が付いたそうです。

他にもイギリスで人気の焼き菓子を紹介しています。

本の紹介「コッツウォルズでティールーム」宮脇樹里

イギリスのコッツウォルズ(ウィンチカム)でティールームを開いていた宮脇樹里さんの書籍に人参ケーキの由来などが紹介されていました。イギリスの焼き菓子も沢山載ってます。

実は宮脇さんとは、日本橋三越で毎年開催される「英国展」で二度ほどお会いしました、一度目はスコーンの出店の販売時、二度目はトークショーで、その時にこの本を持参してサインを頂きました。
現在宮脇さんは麻布十番で「ジュリス・ティールーム」のオーナーとして腕を振るっています。ぜひ訪れたいティールームの一つです。

表紙をめくると樹里さんの写真が載っています。
宮脇樹里さんは、1975年鎌倉生まれ、お父様の転勤に伴い16歳で渡英します。
大学卒業後、ロンドンのル・コルドン・ブルーでお料理とお菓子を学び、ゲストハウスの開業やお菓子教室の主宰などを経て、コッツウォルズにティールームをオープンする事となります。

トークショーで宮脇さんから頂いたサインです。
宮脇さんはとてもスリムで気さく、そんな素敵な方でした。

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最後に

人参ケーキいかがでしょうか~
砂糖は控え目ですが、くるみのサクサク感やレーズンの甘さで食べ応えがあります。
人参がたっぷり入りますので、食物繊維も摂れ、健康的なおやつと言えます。
イギリスの人気焼き菓子、キャロットケーキで素敵なティータイムをお過ごしくださいね。

追記

2023年9月、念願が叶い、宮脇樹里さんのお店、都内麻布十番にある「ジュリスティールーム」へ行ってきました。
ここでは、アフタヌーンティーで美味しい紅茶や絶品スコーン、キャロットケーキなどを堪能しました。
こちらも記事に残していますので、良かったらご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございます。
インスタもやっていますので良かったらご覧くださいね。

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