旬のいちじくを使って大好きなタルトを作りました。
タルト生地は空焼きせずにアーモンドクリームと一緒に焼き上げ手間を省きました。
仕上げはディプロマットクリームにいちじくとキウイフルーツで彩り豊かに。
タルトは工程が多いですがケーキ屋さんにも負けない美味しいタルトです、ぜひお試し下さいね。
画像を交えながら順番に作って行きますので最後までご覧くださいね。
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材料紹介(22㎝タルト型)
タルト作りは材料が少し多くなるため、
- タルト生地
- アーモンドクリーム
- ディプロマットクリーム
- 仕上げ
の4項目に分けて材料を紹介します。
タルト生地
- バター(室温) 100g
- 砂糖 80g
- 卵黄 1個
- 薄力粉 200g
アーモンドクリーム(クレームダマンド)
- バター(室温) 50g
- 砂糖 50g
- アーモンドプードル 50g
- 卵 1個
ディプロマットクリーム
- 卵 1個
- 牛乳 200ml
- 薄力粉 20g
- 砂糖 40g
- ラム酒 大さじ1
- バニラエッセンス 数滴
- 生クリーム100ml+砂糖大さじ1
仕上げ
- いちじく 4個
- キウイフルーツ 1個
- ナパージュ用~ゼラチン5g
水大さじ3
砂糖大さじ1
生地作り(パートシュクレ)
1.室温で柔らかくなったバター(100g)をクリーム状にします。
バターが硬い時は電子レンジの解凍で柔らかくしてもOKです、ただしバターを溶かさないように注意します。バターが溶けてしまうとタルト生地がしまって硬くなります。
2.次に砂糖(80g)を入れ白っぽくなるまで良く混ぜます。
3.次に卵黄(1個)を加え良く混ぜます。
卵白はラップでくるくる閉じて器ごと冷凍します、溜まってきたら卵白で作るお菓子に利用します。
4.卵黄が混ざったら、薄力粉(200g)を振るい入れ、ゴムベラで混ぜていきます。
薄力粉を振るって入れるとダマが無くなり混ざりやすく、空気を含んでさっくりとした生地になります。
こねないようにさっくりと混ぜていきます。
薄力粉が徐々に混ざりしっとりとしてきます。
5.粉っぽさが無くなったら生地をひとまとめにしてラップに包み、冷蔵庫で1時間くらい休ませ、生地を冷やします。
手でひとまとめにします。
ラップに包み冷蔵庫へ入れます。
型の準備
6.生地を休ませてる間に型の準備をします。
バター(分量外)を指で型全体に薄く塗ります。この後一旦冷蔵庫で冷やしてから茶こしなどで強力粉(分量外)を振ります。
型にバターを塗った後、型を冷やすことでバターが固まり、粉が型に均一に付いて仕上がりが綺麗になります。
7.型が冷えてバターが固まったら、茶こしで強力粉を全体に振りかけ余分な粉は落とします。
バットの中に型を置いて作業すると粉の散らかりを気にせずに後処理も楽です。
余分な粉をはたき落とします。
8.型の準備ができました。
アーモンドクリーム
9.アーモンドクリームを作ります。
室温で柔らかくなったバター(50g)をクリーム状に練り、砂糖(50g)を加え良く混ぜます。
10.砂糖が混ざったら、溶きほぐした卵(1個)を加えて良く混ぜます。
11.最後にアーモンドプードル(50g)を混ぜて出来上がりです。
12.アーモンドクリーム(クレームダマンド)の完成です。
生地の敷き込み
13.タルト生地を冷蔵庫から出し丸く伸ばして型に敷き込みます。
生地がカチカチに硬い時、、暫く室温に置いておきます。
台やめん棒、生地に強力粉で打ち粉(分量外)をして生地を丸く伸ばします。
方向を変えながらく伸ばします。
14.ある程度丸く伸ばしたら、途中から上下ラップに挟みラップの上からめん棒でタルト型より大きく伸ばします。
15.タルト型の淵の部分まで生地が行き渡るくらい生地を広げます。
16.上のラップをはがし、生地を型にかぶせます。
左手に型を持ち、右手でタルト生地を持ち型の上にかぶせました。
いつもはめん棒に巻き付けて型の上に広げてましたが手で乗せてみました。
17.上のラップを取り、生地を型に沿って敷き込みます。
型の淵の生地が切れてしまった時は、余り生地をつぎ足しながら張り合わせていきます。
切れた部分はつぎ足しました。
18.型に生地を敷き詰めたら余分な生地はめん棒を転がして落とします。
型の淵のはみ出た生地を綺麗に取り除きます。
余った生地はラップに包み冷凍保存できます。タルトレットやクッキーに利用します。
19.フォークで底にピケします。
ピケとは、生地全体に均一に穴を開ける事で、火の通りを良くして生地が膨れ上がるのを防ぎます。専用のピケローラーもありますがフォークで簡単にできます。
ピケが完了しました。
クリームを入れ焼成(170℃で40分)
20.先ほど作ったアーモンドクリームを入れて焼きます。
表面を平らにします。
21.170℃に予熱したオーブンで40分位で焼き上げます。20分くらい経つと焼き色が付くので温度を160℃に下げます。
※オーブンにより焼き具合が違うので時間は調整します。
22.焼けました。生地の表面がボコボコですがディプロマットクリームを乗せるので問題ありません。
ケーキクーラーに乗せ冷めたら型から外しておきます。
ディプロマットクリーム
23.カスタードクリームを作り、その中へ泡立てた生クリームを混ぜてディプロマットクリームにします。
卵(1個)を割りほぐし牛乳(200ml)を入れ混ぜ合わせて卵液を作ります。
卵液ができました。
24.ボールに薄力粉(20g)と砂糖(40g)を振るって入れます。
25.振るった粉類の中へ卵液を少し入れ、混ぜ合わせます。
粉類が混ざりました。
一度に卵液を入れてしまうと粉が混ざりにくいので、少量の卵液で粉を混ぜてから残りを加えます。
26.残りの卵液を全て入れ良く混ぜます。
27.粉の混ざった卵液を濾します。
28.濾した卵液を鍋に移し中火にかけ煮ていきます。ホイッパーで絶えずかき混ぜ続けます。
暫くするとサラサラだった卵液が鍋の周りからとろみが付き煮えてきます。
ぐつぐつ煮え大きな気泡が出てドロッとした状態になったら火からおろし、ラム酒(大さじ1)とバニラエッセンス(数滴)を加えて混ぜます。
29.ラム酒大さじ1を加えて混ぜます。
30.バニラエッセンスを数滴入れて混ぜます。
31.これでカスタードクリームの完成です。
表面が乾燥しないように直ぐにラップをクリームに密着させて掛けます。
小鍋を水につけて冷まします。(自然に冷ましてもOKです)
32.カスタードクリームを冷ましている時間に生クリームを泡立てます。
ボールに生クリーム(100ml)と砂糖(大さじ1)を入れ、ハンドミキサーでしっかり泡立てます。(夏季はボールを氷水にあてます)
しっかり泡立ちました。
33.冷めたカスタードクリームを軽く混ぜ合わせ、泡立てた生クリームを混ぜていきます。
34.生クリームを少しずつ入れて混ぜていきます。
生クリームは半分を加え、残りは飾り用にします。
35.カスタードクリームに生クリームが混ざりディプロマットクリームの完成です。
仕上げ
36.ディプロマットクリームを絞り出し袋に詰めて焼き上がったタルトに絞り出します。
丸型の口金を袋にセットして手前をくるくるねじり、口金の中に軽く押し込んでおきます。この様にするとクリームが流れ出ません。星形の口金を使っても良いです。
37.深めのコップやマグカップなどに袋をセットしてクリームを詰めます。
38.焼き上がったタルトをお皿に置き、クリームを中心から外側へ渦巻き状に絞り出します。
タルトの淵は生クリームを絞り出して飾るので少し空けておきます。
クリームはたっぷりあるので中心部分を更に追加して二重に絞り出しました。
残ったクリームはパンに付けたり、シュークリームに利用したりします。
39.いちじくとキウイフルーツは皮をむきカットしてタルトに乗せます。
先にいちじくを並べます。
後からいちじくの間にキウイフルーツを並べました。
※フルーツのトッピングはお好みで自由です。
40.ナパージュを作ります。
耐熱容器に水(大さじ3)を入れ、その中にゼラチン(5g)入れ混ぜます。電子レンジ600wで30秒位加熱し、取り出して砂糖(大さじ1)を加え良く混ぜて溶かします。
水にゼラチンを良く混ぜてレンジに掛けます。(600wで30秒)
取り出して砂糖を混ぜます。
ナパージュ用のゼラチンが完成しました。
ナパージュとは、ケーキのフルーツの上にかかっている透明なゼリー状の物を言います。これを塗るとフルーツが艶々になり見栄えが良くなると同時に乾燥を防ぎ傷みも防ぎます、無くても良いですがお勧めです。
41.果物の上にハケでナパージュを塗ります。
42.残りの生クリームを周りに絞り出して完成です。
ティータイム
庭の花を飾り、ローズマリーをタルトの中心に置いてみました。
いちじくの優しい甘味とキウイフルーツの酸味がクリームと混ざりとても優雅なお味になりました。
なぜかフルーツタルトはリチャードジノリ(イタリアンフルーツ)のお皿を使いたくなります。
インスタで、タルトのカットシーンを音楽付きのリール動画でアップしています。断面や生地の様子を是非ご覧ください。(こちらをタップすると、インスタの動画投稿へジャンプできます。)
上空写真、ちょっと華やかです。(笑)
紅茶の紹介
(幻のダージリン・シッキム)
久々に美味しい紅茶です~(英国展で購入)
ヒギンスの紅茶で「幻のダージリン」と称される希少な「シッキム」です。
ダージリンファーストフラッシュ(一番摘み茶)に近いです、水色も薄く渋みも控えめでとても上品な香りと奥行きのあるお味です。
ストレートでじっくり味わいたい紅茶です、お値段もそれなりにしますので一滴も無駄に出来ません。😂
~Sikkim~シッキム
茶葉は大き目のフルリーフ、熱湯を注ぐ前からぷんぷん良い香りがします。
最後に
いちじくとキウイフルーツの食感がとても良く似ています、プチプチとろ~り。甘味と酸味のバランスも良いです。
ラム酒入りのディプロマットクリームが良い仕事をしています、町のケーキ屋さんにも負けない美味しいタルトになりました。
皆様もぜひ手作りタルトで素敵なティータイムをお過ごしくださいね。
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