最近では「ヌン活」という言葉も定着するほどアフタヌーンティーは大人気です。
ホテルのラウンジやティールームでは季節ごとに趣向を凝らし楽しめるようですが、予約必須な所も多く、ドレスコードやマナー、料金など格式高いイメージです。
そういったホテルのように本格的でなくても、お手製のお菓子や市販のものを盛り付けて自宅で気軽にアフタヌーンティーを楽しむ事ができます。
当日に全てを準備するのは余りにも大変です、作り置きの物を上手に組み合わせれば割と簡単にティーフーズが揃います。
この記事では、お家アフタヌーンティーを楽しむための
- ケーキスタンドや食器類について
- ティーポットやカップなどの紹介
- ヌン活でオススメの手作りお菓子
- お家アフタヌーンティーの様子
についてご紹介します。
自己流のお家アフタヌーンティーですので大目に見て頂けると嬉しいです。
準備する道具類
- ティースタンド(ケーキスタンド)
- ティーポット
- ティーカップ
- ケーキプレート
- ミルクピッチャー
- シュガーポット
- カトラリー
- ペーパーナプキン
写真を添えて順番にご紹介します。
ティースタンド
アフタヌーンティーには、やはりティースタンドがあると雰囲気が出ます。
こちらは2段のティースタンドです。
手持ちのお皿を乗せて使います、サイズが合えばお皿を変えてイメチェンできるので便利です。
お皿の直径は17㎝~19㎝程度です。
ケーキスタンド
そしてケーキスタンドもまたビジュアル的にお洒落感が増します、直径20㎝のガラス製です。
レースペーパーを敷いてスコーンを乗せたり、お皿ごとケーキを乗せたりできます。
また果物を乗せても良いですよ。
ティーポット、ティーカップなど
こちらは、だいぶ昔に揃えたウエッジウッドのティーセットです(ワイルドストロベリー)、野いちごの絵が可愛らしくテーブルが一気に華やぎます。
ポットは、口が広く手がすっぽり入るので洗いやすいです。
蓋にストッパーが付いていて本体に固定できるので片手で紅茶を注いでも蓋が外れる心配がなく安心です。
イギリスでは紅茶を注ぐ時はポットの蓋には手を添えず、片方の手でカップ&ソーサーを持ち上げ、もう片方の手にポットを持ち紅茶を注ぐようです。そのためストッパーで蓋がしっかりと固定できるようになっています。つい日本の急須感覚で蓋を押さえがちです。
マグカップでも良いですが、やはりカップ&ソーサーで用意すると雰囲気が出ます。
浅めで飲み口の広いティーカップは見た目も優雅で紅茶の香りも楽しめます。
こちらは紅茶専用カップでピオニーシェイプと言う形になり、「ピオニー」と呼ばれています。
飲み口に掛けて緩やかに広がる形がピオニーの花(シャクヤク)のように見える事からそう名前が付いたそうです。
こちらはコーヒー紅茶兼用タイプで「リーシェイプ」又は「リー」と呼ばれています、シンプルな形でとても持ちやすく飲みやすいです。
都内目黒の人気ティールーム、「スリーティアーズ」ではウエッジウッドのイングリッシュレースで、こちらと同じ形「リー」が使われています。
ミルクピッチャー(ミルクジャグ)
ミルクティーにして飲む場合は牛乳を入れる容器、ミルクピッチャーが必要です。
冷蔵庫から出したての牛乳は冷たくて紅茶が冷めてしまうので、ミルクピッチャーに入れて常温にしておきます。
日本では紅茶はストレート派の人も多いですが、イギリス人にとっての紅茶=ミルクティーです。
そのためかイギリス製のミルクピッチャーは、たっぷり牛乳が入るように大きく作られているものが多いです。
私もミルクティー派ですのでポットとお揃いのものも含め、ミルクピッチャーは沢山持っています、大きいものは花瓶としても使えるのでティータイムのテーブルに置くのに丁度良いです。
牛乳は電子レンジで温めたりはしません、冷たいままか常温が良いです。温めると牛乳臭さが出てしまい紅茶の繊細な香りが負けてしまうのです。
シュガーポットとシュガーボール
お好みでお砂糖を入れますので、シュガーポットやシュガーボールにグラニュー糖を入れて用意します。
シュガーポットは蓋付きですが、シュガーボールは蓋がなくお茶碗のような形でかなり大きめです。昔はこういった形が主流だったのでしょうか、実際にイギリスのウェールズのティールームで使われていました、画像のものはその時に現地で購入したものです。
当時のイギリス人は紅茶にたっぷりとお砂糖を入れて飲んでいたのでしょうか。
グラニュー糖は癖がなく上品な甘みで紅茶の風味を損ないません、サラサラで溶けやすいので紅茶やコーヒーに使いやすいです。
ペーパーナプキン
お菓子の下に敷いたり、ナイフやフォークを乗せたりして使ってます。
可愛い柄があるとつい買ってしまいます、中には100均の物もありますが可愛い柄は勿体なくて中々使えません、空き箱に入れてます。
おススメのお菓子
ケーキ類
アフタヌーンティーでは、ケーキを2~3種類用意します。
前日に焼いたケーキや日持ちする焼き菓子を前もって焼いておくか、冷凍しておきます。
これからご紹介するお勧めお菓子は、日持ちする焼き菓子やクッキーなどです。
<ビクトリアケーキ>
ヴィクトリア女王の悲しみを癒したと言われるイギリスのお菓子、ヴィクトリアケーキです。
バターケーキのスポンジの間にジャムを挟むだけのとてもシンプルなケーキ、材料もシンプルで簡単なのにとても美味しいです。
<キャロットケーキ>
イギリスのティールームで人気のキャロットケーキ(人参ケーキ)です。
イギリスでは第二次世界大戦中、砂糖不足のため甘味のある人参がお菓子の材料として使われたそうです。
ティールームに欠かせない人気のキャロットケーキ、ぜひアフタヌーンティーに作ってみてください。
<レモンケーキ>
以前、旅行で訪れたイギリスのオックスフォードシャーにある「ブレナム宮殿」で食べたレモンケーキの味が忘れられなく、自己流ではありますが当時の味を再現して焼きました。
国産レモンを丸ごと使った風味豊かなレモンケーキです。
<マドレーヌ>
レモンの風味を効かせた昔ながらのマドレーヌです、焼きたてより日を置いた方がしっとりして美味しくなります。紙のマドレーヌ型は100均のものです(セリア)、サイズも色々とあるのでアフタヌーンティー用には小さい型で沢山焼くのも良いかと思います。
<クルミのクッキー>
生地を一旦冷蔵庫で冷やし固めてから焼き上げる失敗無しの簡単クッキーです。
日持ちするので事前に作っておくとアフタヌーンティーに活躍します。
食べ始めたらやめられない、止まらない、サクサクなバタークッキーと香ばしいクルミが最高のコンビネーションです。
スコーン
アフタヌーンティーに欠かせないのがスコーンです。
スコーンは焼きたての温かいうちに食べたいので当日のティータイムに合わせて焼くか、前もって焼いておいたものを温めても美味しく頂けます。(冷凍保存も可能です)
スコーンの美味しい温め方は、まず電子レンジで軽く温め(10秒~15秒くらい)、そしてアルミホイに包みオーブントースターで5~6分焼きます。すると焼きたてのようにサクッとして美味しくなります。
スコーンにはクロテッドクリームとジャムなどを添えます。
クロテッドクリームが手に入らない時は、代用としてマスカルポーネチーズが癖がなくクリーミーで近いお味です。
他には生クリームを泡立てたものでも良いかと思います。(下の写真は生クリームです)
スコーンは甘みが付いていてそのまま食べるアメリカンタイプのものもあります。
こちらはブルーベリーを混ぜ込んで焼きました、このままでとても美味しいです。
スコーンはレシピが色々ありますので良かったらお試し下さい。
サンドウィッチ
サンドウィッチもスコーン同様アフタヌーンティーには欠かせません。
こちらは8枚切りの食パンで作りました、サンドイッチ用で作るともう少し品良く作れます。
卵サンドとツナサンドです、乾燥しないように下にレタスを敷いてます、季節のイチジクも添えました。
他には、サーモンやローストビーフなどで作ると豪華になります。
サンドウィッチは当日に作りますが、ゆで卵は前日の夜に茹でておくとスムーズです。
お家アフタヌーンティーの様子
その1
かぼちゃのチーズケーキやスコーンは前日に焼きました。
サンドウィッチを作りガラスの器にはイチジクをカットして盛り付けてます。
ティーフーズはプレートに取り分けて頂きます。
サンドウィッチの後にかぼちゃのチーズケーキやスコーンを頂きます。
飲み物は主に紅茶になりますが、コーヒー好きの方はコーヒーを用意します。
その2
こちらはスコーンとマドレーヌを焼き、2段トレーは頂き物の焼き菓子を乗せました。
簡単なアフタヌーンティーです、フロランタンは市販のものです。
その3
抹茶のスコーンを焼いて、いちごや金柑のコンポートと頂きました。
こちらも簡単なクリームティーです。
スコーンと紅茶のセットはイギリスでは「クリームティー」と呼ばれています。
その4
こちらはぼた餅を作った時のティータイムです、2段目にスコーンが乗っています。
他には牛乳みかん寒天の作り置きを合わせました。
牛乳みかん寒天は、ゼリーの型で作り、金柑のコンポートを乗せてます。
この時はコーヒーを淹れました。
その5
こちらは、冷凍しておいた白桃のタルトを自然解凍して(二段目の向こう側)、他はお土産の頂き物です。
庭に咲いているお花を飾りました、優しい雰囲気が出ます。
ハワイのパイナップルクッキーや那須の「ペニーレイン」のバームクーヘンなどです。
ロンドンのハロッズで本格アフタヌーンティー
こちらはイギリスに行った時のハロッズでのアフタヌーンティーです、ボリュームありすぎて食べきれませんでした。
1段 ケーキ4種類
(タルト、バターケーキ、マカロン、焼き菓子)
2段 巨大スコーン2個
(プレーンとレーズン入り)
3段 サンドウィッチ4種とロールパンサンド
ティーポットには茶葉入り紅茶がたっぷりと入っています。
アフタヌーンティーのお店もいくつかご紹介しています。
最後に
お家アフタヌーンティーいかがでしょうか、ティーフーズは手作りでなくてもお取り寄せスイーツやスーパーでサンドウィッチやケーキ類を用意しても良いかと思います。
ティースタンドやティーカップが揃うだけでもそれなりに楽しめます、ティースタンドはニトリやアマゾンなどで簡単に手に入ります、私は3段トレーを買おうか迷うところです。
お家アフタヌーンティー、ぜひ気軽に楽しんでみて下さいね。
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